インドネシア・スマトラ島沖でおきた地震の影響で
タイやスリランカに津波の被害がおきました。

この日、日本に居ながらテレビや新聞をみていなかった私は
これまた情報の遅いバリに駐在している日本人スタッフと
いつもの様に電話で話しを・・・
その後、お客様から頂いたメールで初めて「津波」を知りました。

幸いバリは影響が無く、例年と変わらないお正月を迎える事が出来ましたが
これから先いつ、同じ様な天災があるかもしれません。
バリでは、テレビがやっと一般家庭に普及し始めましたが
それは街中の家庭であり、少し奥へ入ると電気も無い村が多いのです。
新聞は必要な時に買うもので、日本の様に毎日「取る」のはホテルや会社だけ。
電話は高価な上回線が少なく、一般的ではないのです。

情報が遅い・・・と言うより、伝達方法が少ないバリでは
防げる被害もかぶる事になってしまいます。
バリに限らず、後進国は同じ様な現状なのでしょうが、悲しいですね・・・

ちなみに「津波」はインドネシア語でも「TSUNAMI」だそうです。

2005年の「ニュピ」は3月11日です。

この日はヒンドゥーのお正月。
と言っても、日本のお正月とはちょっと趣がちがいます。
「ニュピ」の日、バリの人々はこの一年を振り返り反省し
新しい年の生き方過ごし方を、神様と相談する日なのです。

ですから当然、島中が静寂に襲われます。
お店は全部閉まって、道路は車一台も走っていません。
こんな神聖な日に、フラフラ外出する不届き者は
外国人であっても、パトロールのお巡りさんに検挙されるそうです、

「神様の島バリ」ならではのニュピですが
「家でテレビを見てる」若い世代も多くなって
神様もちょっと暇になったかも・・・

もちろんこの日を挟んでバリ旅行のお客様も、ホテルから出られません。
「ニュピ体験」希望の方を除いて、3月11日を外してバリへお越し下さい。