#062 明日から、2004年 (12月31日) 


月並みですが、一年は本当に早いです。
戦争やSARSがあった今年は、お客様が少なく
別な意味で気ぜわしく、あっと言う間に大晦日が来てしまいました。

今年、小さいながら日本国内にもスクールを開校する事ができ
茨城県の田舎(笑)にもかかわらず、沢山の皆様にご受講頂きました。
講習に携わる中で、新しい発見や反省も多く
私自身も勉強させて頂く事が多かったです。

明日から、さらに充実した技術と接客を心がけて
バリ・日本共、皆様の期待を超えることが出来る様
社員全員で頑張りたいと思います。

来年も良いお年でありますよう!
感謝と期待を込めて!

  
 #061 カースト (12月22日) 


日本にも昔「士農工商」があって
人格や能力に関係なく、ランク付けされていましたが
バリでは、今も「カースト」が強く生きています。

イダバグース、アグン、デワ、グスティ、スドゥラ。
5つのカーストに別れ、一番上のイダバグースから一番下のスドゥラまで
それぞれの文化があります。

公用語はインドネシア語ですが、普段バリ人同士はバリ語で話します。
そしてそのバリ語は、カーストによってそれぞれ異なり
7年もバリで仕事をしている私にも、覚えられない・・・。
バリ人の若者も、今や使いこなせなくなっているそうです。

冠婚葬祭に始まり、カーストの違う2人の結婚、カーストの上の家への訪問
カーストの違う同志の食事、参拝するお寺、神様まで・・・
日本人には理解できない、カースト違いのご法度ずくめ。
ちなみに、スドゥラの階級の人は
イダバグースの家の門をくぐっては行けない!
許可を取って、正装で訪問しなければならないそうです。

アロマトークで若い社員を見ていると、ホント?と思いますが
自宅では、今も昔と変わらずカーストのしきたりの中で生活しているそうです。

 #060 ポトン・ギギ (12月7日) 


ポトン・・・切る・削る。
ギギ・・・歯

スタッフから「ポトン・ギギ」の招待状が届きました。
ヒンドゥーでは、15歳をすぎると男女問わずこの儀式をしなければなりません。
ポトンギギは結婚式よりも大切な、人生最大の儀式です。

きれいに飾られたベッドに、正装で横たわると
白装束の神主さんみたいな人が現れ、親族、招待客が見守る中
大きなヤスリで、上前歯6本を揃える様に削ります。
歯医者さんが知ったら目を丸くする、「虫歯増張」の伝統儀式には
生まれた時誰でも持っている、6つの邪悪な心を浄化して、
少しずつ本当の意味の大人になる・・・と言う意味があるそうで
15歳を過ぎたら、いつでも・・・・吉日を選んで行ないます。

良家の子女はべつとして普通は、就職し自分で貯金をして
22、3歳の結婚前に行なう人が多いです。
この儀式に半年分のお給料がかかる
「歯」だけじゃなく、お財布も痛いビックイベントですので。

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